空き店舗を活用したホテル「アリタハウス」=有田町赤坂のアリタセラ

スタイリッシュでモダンな客室。2階がベッドルーム

ホテル「アリタハウス」のレストラン。有田焼の器でフレンチが楽しめる(ユニティデザイン提供)

 佐賀県西松浦郡有田町赤坂のアリタセラ(有田焼卸団地)に18日、レストランを併設したホテル「アリタハウス」(arita huis)がオープンする。有田焼卸団地協同組合(山本幸三理事長)の集客策で、モダンな客室を備え、レストランでは有田焼の器でフレンチが楽しめる。同町内の宿泊施設では民宿を除き唯一のホテル。滞在型観光の促進のほか、海外のクリエーターの長期滞在機能もあり、ものづくりの発信拠点の役割が期待される。

 空き店舗を活用、一部を増設した。敷地面積950平方メートル、鉄骨一部2階建て、延べ床面積710平方メートル。総工費は1億7千万円で、国の地方創生拠点整備交付金や県の助成を受けた。有田焼創業400年事業の新ブランド「2016/」でディレクターを務めた柳原照弘さんが設計を監修。和多屋別荘(嬉野市)が運営管理する。

 19平方メートル前後の客室が10室(ダブル4室、ツイン6室)。内階段を設け、2階をベッドルームにしたメゾネットタイプもあり、スタイリッシュな内装が特徴。宿泊料金は朝食込みで1室1万2千~2万円。県の事業で創作活動を行う海外のクリエーターの滞在拠点1室も備えた。

 レストランはオープンキッチンで48席を設け、コース(ディナー)やアラカルトの料理が楽しめる。ディナーは有田焼の3スタイルから好みの器が選べ、3千円、4500円、6500円の3コース。使っている器はアリタセラ内の店舗で購入できる。ランチやカフェの利用もできる。

 従業員は10人で、うち地元雇用は3人程度。初年度は1億円の売り上げを目指す。

 開業に合わせ、有田焼卸団地は今月から名称を「有田陶磁の里プラザ」から「アリタセラ(Arita Sera)」に改称。同組合の山本理事長は「一般の人にも有田焼のショッピングをゆっくり楽しんでもらえる環境になった」と集客増に期待する。予約、問い合わせは当面、和多屋別荘、電話0954(42)0210へ。

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