イチゴを容器に入れるベトナムからの技能実習生。さまざまな包装の仕方を学んでいる=唐津市原の唐津地区いちごパッケージセンター

 佐賀県内で海外からの技能実習生が増加傾向にある中、JAからつも3月からベトナム人13人を受け入れている。果実の包装技術を学び、原則3年間、唐津市内の寮で生活する。実習制度は「途上国への技術移転」を目的にしているが、作業員不足を補う側面があり、期待が寄せられている。

 実習生は市内の選果場などで、果物を輸送する際に傷つかないようにする包装の仕方を学んでいる。寮は、JAからつが所有する遊休施設を約1500万円かけて改装した。30人まで入居でき、将来はさらに受け入れを増やす方針で、労働環境を保障するために外部監査を毎月受ける。

 JAからつは従来、果物のシーズンごとに包装の作業員100~200人を期間限定で雇用してきた。近年は高齢化や通年のアルバイトの増加に伴って応募数が減少、1人当たりの仕事量が増えて、残業での対応を余儀なくされていた。

 関係者は実習生を「真面目で仕事の覚えも早く、助かっている」と好意的に受け止めている。堤武彦組合長(66)は「制度の趣旨を踏まえ、良好な関係を築いていきたい」と話す。

 JAさがも、少なくとも10年前から制度を活用し、中国から実習生約10人を受け入れてきた。担当者は「人手不足に悩む農家にとっては有り難い存在」と話している。

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