鳥栖-柏 前半、鳥栖FW小野(下)が攻め込むも、相手守備陣の厳しいマークを受ける=鳥栖市のベストアメニティスタジアム(撮影・米倉義房)

 4日前のC大阪戦を思い起こさせる苦い敗戦だった。2点を追う鳥栖は後半、怒濤(どとう)の攻撃を仕掛け、FW小野の一撃で追い上げたものの、前節と同じく1-2で敗れた。今季初得点が勝利につながらず、小野は「最初からもっと自信を持って積極的に戦わないといけない」と悔しさをあらわにした。

 「まずは1点を返そう。その後に必ずチャンスが来る」-。ハーフタイムのフィッカデンティ監督のげきに選手たちは燃えた。「自分たちがボールを持つ時間を長くすれば、相手の脅威も少なくなる」(小野)と、柏の選手に圧力をかけて押し下げ、両サイドにボールを集めた。後半30分の小野の得点は、途中出場のMF安庸佑(アン・ヨンウ)の右クロスを右足でそのまま合わせた。

 この日も試合の入りが悪く、相手に先制を許したのは4試合連続となった。細心の注意を払っているのに失点が止まらない状況。主将のDF吉田は「細かいところを突き詰めていかなければならない」と語る。

 今季リーグはかつてないほどの大混戦になっている。好調の広島が少し抜け出しているが、それ以外は大差ない。鳥栖は9位だが、8位から16位までは勝ち点2差の中にひしめき合っている。

 中3日で迎える磐田との敵地での戦いに向け、「戦い方を大きく変えるのは逆にリスクがある」と吉田。これまでやってきたことの継続性を重視するが、何よりもまずは失点を止めなければならない。

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