九州新幹線長崎ルートを巡り意見を交わした副島良彦副知事(左)と村上大祐嬉野市長=嬉野市役所

 九州新幹線長崎ルート整備で、副島良彦副知事が11日、村上大祐嬉野市長と小松政武雄市長と意見交換した。両市が求める全線フル規格整備について県は否定的だが、副島副知事は「お互いの考えを聞き、情報共有や新幹線に絡むまちづくりで連携を深めることで一致した」と話した。

 意見交換は両市がフル規格整備を求める要望活動を始めたことや嬉野市長が交代したことを受け、県が呼びかけた。副知事が両市役所を訪ね非公開で行った。

 副島副知事によると、「負担増に加え並行在来線の問題もある。情報が少なく議論できる段階でない」とする山口祥義知事の考えを伝えた。両市長からは全線フル規格を求める状況や理由を改めて聞いた。

 整備に関する情報共有や開業に伴うまちづくりに協力することで一致したほか、月内に与党プロジェクトチームの検討委員会が佐賀、長崎両県に実施する予定の意見聴取について、県が事前に両市に考え方を伝えることも確認した。

 村上市長は取材に「密なコミュニケーションを取り、国策に当たっていきたい」、小松市長は「連携を深めることで認識を共有できた」と話した。

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