「記憶の限りでは」と繰り返す加計(かけ)問題の首相秘書官(当時)。その映像に「またか」とイライラをぶつける。むなしい。何かスカッとする話はないか。そうだ、きょうはガッツ石松さんに登場してもらおう◆拳を突き上げて喜ぶ「ガッツポーズ」。その由来といわれるのがガッツ石松だ。1974(昭和49)年4月12日の佐賀新聞。ボクシングWBC世界ライト級タイトルマッチで王座を獲得した試合を大きく取り上げた。相手はメキシコのロドルフォ・ゴンザレス。石松は同級7位。「絶対に勝ち目はない」といわれていた◆ところが、まさかのKO勝ち。「オレはやったぞ」。石松は思い切り叫び、両手を高々と掲げた。それをスポーツ紙の記者が「ガッツポーズ」と表現した。言葉の由来には諸説あるが、試合のあった4月11日が「ガッツポーズの日」というのもうなずける◆波乱と意外性のスポーツといわれるボクシング。石松が「きょうは試合前から燃えていた」と言い、ジムの会長も「どの新聞にも石松不利と書かれていたので燃えていた」とコメント。最近あまり聞かない「燃えていた」という台詞(せりふ)が昭和を感じさせる◆「あっぱれ石松。見事な晴れ姿三度笠」と記事に。そういえば石松さん、三度笠でリングに登場していた。最近のごたごた。さっそうと現れ、KOしてほしい。(丸)

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