玄海原発3号機(東松浦郡玄海町)で発生した2次系配管からの蒸気漏れを受け、佐賀県は10日、原子炉などの専門家でつくる県の原子力安全専門部会(部会長・工藤和彦九州大名誉教授、7人)の委員から意見を聞く会合を13日に開くと発表した。県は専門家の意見を踏まえた対策を取ることを発電再開の条件としており、九州電力に対応を求める。

 県原子力安全対策課によると、意見聴取会として13日午前9時半から佐賀市のホテルマリターレ創世で開く。2時間程度を想定しており、九電も説明者として出席する。九電によるトラブル内容や再発防止策などの説明の後に、専門家からの質疑などを通して改善点などを直接九電に伝える。

 市民団体が原発に慎重な立場の専門家からも意見を聞くよう求めていたことについて、副島良彦副知事は「具体的な要望があれば、担当者に聞き取らせたい」と、別途聴取する方針を示した。

 蒸気漏れは3月30日夜、放射性物質を含まない水が流れる2次系の脱気器空気抜き管で発生した。九電は翌31日に発電と送電を止め、4月1日から点検を実施。配管に直径1センチの穴が見つかり、雨水による腐食が原因と推定している。10日までに配管計16本と、その周囲を覆う保温材と外装板を新品に取り換えた。24日としていた営業運転復帰は5月にずれ込む見通し。

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