「ふれあいハート食堂」への参加を呼び掛ける「ボランティア北川副」の坂田艶子会長(右)と北川副まちづくり協議会の福田忠利会長=佐賀市の北川副公民館

 佐賀市北川副町の「ボランティア北川副」(坂田艶子会長)は14日から、小学生と高齢者を対象にした「ふれあいハート食堂」を開く。月1回、原則第2土曜日の午前11時から午後2時まで、カレーライス約200食分を準備する。坂田会長は「食事を囲みながら子どもと高齢者が交流する時間にしたい」と話す。

 坂田さんが校区内に、貧困家庭が多いと耳にしたことがきっかけ。心配は栄養面だけではなく、食卓を家族で囲めず、1人で食事をとる子どもの姿も気になった。全国各地では、子どもたちに温かい食事や居場所を提供する「子ども食堂」が広がっていることを知り、開設を模索した。地域には1人暮らしの高齢者が増えていることから、世代間交流ができる食堂づくりを考えた。

 開設準備を進めると、話を人づてに聞いた農業者から「米を月に20キロ提供できる」との善意も届けられた。当面は65歳以上200円、小学生100円の参加費で野菜や肉などをまかなう予定。調理はボランティア北川副のメンバーら約20人が担う。

 スマートフォンを持っていたり、家庭には車があったり…。「昔の貧困と違って、今は経済的に困っている子どもたちがどこにいるか、生活の何に困っているか、私自身も分からない」と坂田さん。ただ、活動を通じ子どもたちの声に耳を傾けながら「地域の人の『見守っているよ』という気持ちを伝えていこう」と、ボランティアの仲間たちと話している。

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