県消防職員意見発表会で最優秀賞に選ばれた片渕優一朗消防士(中央)と優秀賞の福田佳祐消防士(左)、田中優佑士長=佐賀市のグランデはがくれ

 県内の消防職員が日頃の業務で得た気づきや課題を発表する「第41回県消防職員意見発表会」が10日、佐賀市のグランデはがくれであった。14人が発表し、審査の結果、佐賀広域消防局の片渕優一朗消防士(21)が「VR」と題した発表で最優秀賞に輝いた。

 片渕消防士は、防災訓練での市民の危機意識が必ずしも十分ではないことを指摘した上で、災害の恐ろしさを疑似体験できる仮想現実の技術を取り入れることを提案。自身の浅い現場経験を補う上でも有効であることや、ニュージーランドでは既に活用されていることなども言い添えた。その上で「災害はどのくらいの規模で起きるのか分からない。経験こそが唯一の対抗手段」と指摘し、VR技術導入の意義を強調した。

 出場者は持ち時間5分で発表し、5人の審査員が先見性や発展性、論旨の明確性などを基準に採点した。

 片渕消防士は今月27日に鹿児島である九州地区発表会に佐賀代表として出場する。片渕消防士は「練習では先輩たちに助けてもらった。県代表として九州でも頑張りたい」と意気込んだ。優秀賞には鳥栖・三養基地区消防事務組合消防本部の福田佳祐消防士が、また敢闘賞には唐津市消防本部の田中優佑士長が選ばれた。

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