アルコールに悩む女性が集まり断酒への決意を再確認した研修会=鳥栖市民文化会館

 女性の飲酒人口の増加で「酒害者」が増える中、アルコールに悩む女性でつくる自助グループ「アメシスト」の九州ブロック研修会が8日、鳥栖市民文化会館であった。勇気を振り絞って一人ずつ自らの病歴や家族とのあつれき、失敗などをありのままに体験発表。同じように苦しんできた参加者同士でその心の痛みを分かち合い、ともに支え合って酒を断ち続ける決意を新たにした。

 ことしで11回目で、アルコールで悩んでいる女性約30人と家族、医療関係者ら合わせて約80人が参加。初参加の人や、大阪や香川、愛媛などから駆けつけた人たちもあった。

 香川県の断酒会に入っている女性は「朝から酒を飲むことしか頭になかった。飲ませてくれない両親を包丁を持って追いかけ回した」と振り返った。「断酒会に行くと、アメシストの先輩たちが『よーっ来たねー』と握手して迎えてくれた。飲んで行っても責められなかった。例会で自分とよく似た、みなさんの体験を聞き、やっと居場所を見つけた気がした」と話した。

 別の女性は33歳の娘が依存症で入退院を繰り返しており「娘がどうなっていくのか」との心配と、どう向き合ったらいいのか分からない苦悩を訴えた。

 福岡県立精神医療センター太宰府病院の作業療法士平野かほりさんは、断酒会への参加について「行き続けることが生き続けること。行くこと自体に意味がある」と励ました。

 問い合わせは九州ブロックアメシスト代表迫田幸子さん、電話0965(52)0461▽佐賀県断酒連合会理事長志田順司さん、電話090(2395)1016。

 

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