8日告示の伊万里市長選挙に立候補した現職の塚部芳和氏(68)は、公約に掲げた「市長退職金の寄付」を、公選法に触れる恐れがあるとして取り下げた。7日には市選管から陣営に対して注意喚起があった。

 塚部氏は告示前に配布した後援会資料のビラに「重点約束」の一つとして「市長退任後に、退職金の一定額を各町公民館へ寄付」と記していた。4日の公開討論会でも同じ内容を述べた。

 陣営によると、公選法に抵触する恐れがあると市民から指摘があり、公約から外すことを決めた。選挙期間中に配布するはがき8千枚にも退職金の寄付を記していたため、1枚ずつシールを貼って削除した。

 7日には市選管から「選挙公報の原稿に退職金の寄付に関する文言があるが、公選法の買収及び利害誘導罪に当たると解釈される可能性がある」と注意を促され、原稿から削除した。

 市長選では他候補の新人2人が市長退職金の廃止または全額カットを公約に掲げている。

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