8日投開票された有田町長選で、現職を僅差で破り初当選した前町議の松尾佳昭氏(44)が9日、佐賀新聞社のインタビューに応じた。子育て支援の拠点づくりや窯業と農業を組み合わせた振興策に意欲を見せ、「日本の20世紀遺産20選」事務局に名乗りを挙げ、副町長を配置する考えを示した。

 ■現職に402票差の接戦で選挙戦を制した。

 町の二極化は望んでいない。現職を支持した人ともしっかり話をして、融和を図りたい。町長としての仕事を見ていただくことで認めてもらえれば。移住・定住促進策など、現職の政策でよいものは引き継ぐ。

 ■子育て支援の充実を訴えてきた。

 専門家を配置し、子育てのことなら何でも相談できる支援センターを設けたい。子どもと高齢者向けの施設と、その双方の交流スペースを備えた世代間をつなぐ拠点も、できれば校区ごとにつくりたい。

 ■有田焼創業400年の節目を終えた窯業の振興策は。

 後継者がいないところと、窯業を始めたい人をつなぐなど、行政としてサポートできれば。食(農業)と器(窯業)のコラボも取り組む。例えば、二ノ瀬のそばとそば猪口など、地区の特産品と焼き物をセットで売り出す仕組みを確立したい。

 ■イコモスの「20世紀遺産」に選ばれるなど文化的価値が認められた。

 ポテンシャルは高いのにPRが足りていない。有田の知名度を上げるため、20世紀遺産の事務局に手を挙げようと思っている。日本遺産に選ばれた肥前窯業圏も率先して盛り上げたい。

 ■現職は副町長を置かなかったが、どうするのか。

 東京などで積極的にトップセールスをするため、町を留守にすることもある。置きたいと思う。

このエントリーをはてなブックマークに追加