九州電力玄海原発3号機(東松浦郡玄海町)の配管蒸気漏れトラブルを巡り、佐賀県などの反原発団体は9日、国会を訪れ、原子力規制委員会に玄海3号を直ちに止め、徹底した原因究明に取り組むよう求める要請書を提出した。「ずさんな配管の点検は玄海原発にとどまる問題ではない」とし、全ての原発で配管の総点検が必要だと訴えた。

 玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会(石丸初美代表)と、原子力規制を監視する市民の会(阪上武代表)のメンバーが、要請内容に賛同する1317筆の署名を携えて提出した。石丸代表は「単なる2次系統のトラブルではなく、大事故につながりかねない警告と受け止めてほしい」と強調した。

 要請書提出後の担当者とのやりとりでは「なぜ九電に原子炉を止めさせないのか」などの声が上がった。規制委の担当者は「安全上の問題は確認されておらず、止めるのも継続するのも事業者の判断だ」と回答。点検をやり直すべきではないかとの指摘に関しても「事業者が対応すべきこと」と繰り返した。

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