それぞれの作品と賞状を掲げる塩田工業高3年の松尾歩美さん(左)と木室俊一さん=嬉野市の塩田工業高校

最高賞・松尾さん 2世帯結ぶウッドデッキ/銀賞・木室さん 高齢者に優しい2階建て

 県内の高校生による建築設計のコンペティション「第24回建築設計競技」(県建築士会主催、佐賀新聞社など後援)で、塩田工業高建築科3年の2人が1、2席を勝ち取った。過去最多の158点が出品され、最高賞の知事賞に松尾歩美さん(18)、2席の銀賞に木室俊一さん(18)がそれぞれ輝いた。

 課題は同居または敷地内別棟の二世帯住宅。400平方メートルの敷地面積や、「高齢夫婦と夫婦、子ども2人」という家族構成、高齢夫婦の居室は南側などさまざまな規定がある。

 松尾さんは平屋の2棟をウッドデッキでつなぎ、間にシンボルツリーを配した。「条件に合わせるのが難しかった。デッキで家族の慶事を祝うなど、自分の憧れも取り入れた」と話す。

 木室さんは2階建てを提案し、高齢夫婦の部屋の隣に南向きの浴室を設けた。「浴室を衛生的に保てるほか、高齢夫婦も移動が少なく済む」と狙いを語る。

 4月に課題が発表されて以降、卒業制作に当たる「課題研究」の実習時間をじっくり使い、条件に合った設計図を練り上げたという。松尾さんは地元の内装会社への就職を決め、木室さんは大学進学を目指す。2人とも「ゼロから自分で家を設計するのは楽しかった」と語り、それぞれ建築士の資格取得を目標にしている。

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