山口祥義知事(右から2人目)に中国のお土産を渡す高校生たち=佐賀県庁

 一般財団法人「清香奨学会」(武雄市)の事業で3月下旬に中国東北部の遼寧省へ派遣された県内の高校生10人が5日、佐賀市の県庁を訪れて山口祥義知事に帰国を報告した。経済成長を続ける中国の状況を説明しながら、両国の相互理解の大切さを実感したことを振り返った。

 リーダーを務めた中村由加里さん(佐賀北高3年)は、現地では地球温暖化対策の啓発が行われ、ソーラーパネルも設置されている様子を紹介し、「経済成長だけでなく環境対策にも力を入れているのが印象に残った」と述べた。

 副リーダーの有尾緒美さん(唐津東高2年)は、買い物でキャッシュレス決済が普及していることなどを挙げ、「中国はイメージと実際が違っていて衝撃だった。自分の目で見て、肌で感じて、理解するのが大事だと分かった」と語った。

 清香奨学会は、戦時中に中国からの留学生を受け入れていた教育施設「如蘭塾(じょらんじゅく)」を通じて中国との草の根の交流を続け、財団設立70周年記念として2012年度から派遣事業を実施している。今回は3月25~30日に派遣し、高校生は大連市や瀋陽市、北京市を訪れた。

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