佐賀新聞社のインタビューに応じる佐賀銀行の坂井秀明頭取

 佐賀銀行頭取に1日就任した坂井秀明氏(59)が佐賀新聞社のインタビューに応じた。日銀のマイナス金利政策で貸し出し利ざやが縮小する中、保証や決算に過度に依存せず、企業の将来性をみて融資する「事業性評価」の強化で収益向上を図る方針を強調。加速する地銀再編の動きについては「将来をみて決断すべき時期が来るかもしれないが、今は単独でやれないものではない」と従来の見解を繰り返した。 

 融資決定の判断材料となる事業性評価について、坂井頭取は「ビジネスが開花するまで待つ大切さを行員に伝えていく。リスクを抑えながら、長期的な資金ニーズに応える。若手にいろいろな勉強をしてもらい、事業を見極める力をつけてもらう」と推進する方針を示した。

 組織改編では、福岡本部に置いていた融資の審査部門を佐賀に統合した。「福岡戦略を40年以上続け、両県の経済事情を知る人材が育った。統合により全体の生産性向上を図る」と理由を説明。地銀再編については「預金減少など地銀として無理が来た時、将来をみて決断すべき時期が来るかもしれない。今は単独でやれないものではない」とこれまでの見解を述べるにとどめた。(10日付から連載「金融激変のかじ取り 佐銀頭取交代」を県内経済面に掲載します)

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