贈呈式で受賞者に目録を手渡す中冨理事長(左)

 鳥栖市の中冨健康科学振興財団(理事長=中冨博隆・久光製薬会長)は、健康の維持・増進のために医学や薬学、運動の分野で先進的な研究に取り組んでいる100人と、中冨健康科学振興賞の2人に総額1億4000万円の助成金を贈った。30回目となる今回は交付総額を前年度から3000万円増額した。

 贈呈式はこのほど東京都内であり、中冨理事長が「若い研究者からの応募が多く、361件もの応募を頂いたのは光栄であり喜ばしい」とあいさつ。受賞者を代表し、静岡県立静岡がんセンターの高橋満病院長が「近年、学会開催への協賛・助成は少なく、今回の助成は非常にありがたい」とお礼を述べた。

 助成の内訳は、研究助成が昨年から20人増やして80人に各150万円。留学助成8人各50万円、国際交流助成2人各100万円、講演会など開催助成10人各100万円。健康科学の発展に顕著な功績のあった研究者を顕彰する中冨健康科学振興賞には、日本体力医学会推薦の栗原敏さんと日本体育学会推薦の伊藤章さんが選ばれ、各200万円を贈った。

 同財団は久光製薬前会長の故・中冨正義氏の私財と、同社の創業140周年記念事業の一環で1988年に設立された。

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