杵島郡大町町の認知症高齢者のグループホーム「ホームタナカ」の運営会社「シャロン」(福岡市)が介護保険を運営する杵藤地区広域市町村圏組合に対し、介護事業者の指定更新申請を不受理とした扱いは違法として、取り消しを求める訴訟を佐賀地裁に起こしたことが6日、分かった。提訴は3月16日付。

 施設は2013年に組合から介護事業者の指定取り消し処分を受けた。処分の差し止めを巡って運営会社と組合が別の訴訟で争い、佐賀地裁が昨年10月、会社側の請求を棄却した。その後、会社側が福岡高裁に控訴している。

 訴状によると、運営会社が今年3月上旬に指定更新の申請をしたが、組合が「申請時点で、指定事業者ではない」と不受理とした。会社側は「行政手続法7条は、行政庁は遅滞なく申請の審査を開始しなければならないと規定している」と審査せずに不受理とした扱いは違法と訴えている。

 組合は地裁判決に基づき、判決時点で指定取り消しが有効になったと判断したとしている。提訴については「適正に対応していく」としている。

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