「女性が振り袖を着ることができて本当によかった」と話した原口敏子さん=三養基郡みやき町

 日本新聞協会は4月6日の「新聞をヨム日」に合わせ、「HAPPY NEWS2017」の受賞者を発表した。佐賀県内からは、児童養護施設出身の女性が成人式に振り袖姿で出席できるように多くの人が支えた記事を取り上げた原口敏子さん(61)=三養基郡みやき町=が「HAPPY NEWS賞」に選ばれた。

 幸せな気持ちになったり、新たな気付きを与えてくれたりした記事とコメントを募集した。原口さんは1月7日の佐賀新聞に掲載された「新成人に善意の振り袖」を選んだ。児童養護施設で暮らす子どもを支援するNPO法人が、スーツで成人式に臨むつもりだった女性に振り袖での出席を提案。着物の提供や着付け、ヘアメークなど多くの協力で実現したことを伝えた。

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 原口さんは「女性は振り袖を着ることができて、うれしい気持ちでいっぱいだったと思う。多くの人の善意に大泣きしました」と感想をつづった。「『本当はこうして振り袖を着てみたかった』とつぶやいた」と記事に書き添えられていたことを挙げ、「彼女のつぶやきで私も笑顔になりました」とコメントを寄せた。

 原口さんは約25年前に関西から佐賀県に引っ越した際、「地元のことを知りたい」と佐賀新聞を読み始めた。毎朝、欠かさず目を通すといい「ゆっくりコーヒーを飲みながら新聞を読むのは大切な時間」と話す。

 海外からを含む3727件の応募の中から大賞1件、「HAPPY NEWS賞」9件などを選んだ。大賞は、神戸市の街路樹を巡る少年と市職員の手紙のやりとりを紹介する記事にコメントを寄せた大阪府の小林由香利さん(35)。受賞作は新聞協会のウェブサイト「プレスネット」(http://pressnet.or.jp)で公表している。

 日本新聞協会は、4月6日から12日までを「春の新聞週間」と定めている。

 

 

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