3氏が立候補した西松浦郡有田町長選は、8日の投開票日に向けて終盤を迎えた。新人で前町議の松尾佳昭氏(44)=外尾=と、現職の山口隆敏氏(69)=岩谷川内=が競り合い、新人で理容業の栗原繁氏(66)=岩谷川内=は街頭演説で支持拡大を目指している。3氏はそろって旧有田町出身で、旧西有田町への浸透が鍵を握る。

 松尾候補は子育て世代の若さをアピールし「町に新しい風を」と訴える。出陣式には、産業界やPTA関係者、まちおこしグループなど、町内各層からの参加があった。5日は旧有田町、6日は旧西有田町で総決起集会を開き、盛り上げを図っている。陣営は現職の知名度を警戒、「町内くまなく回り、顔を合わせて政策や人柄を紹介したい」と票の掘り起こしを狙う。

 山口候補は有田焼創業400年や道路整備などの4年間の取り組みを挙げ、町政継続を訴える。初当選した前回と同様に、同級生を中心とした選挙戦を展開、「公平公正な町民が主役の政治」を掲げて団体などの支援を求めず、出陣式にも動員を掛けなかった。総決起集会も見送り、陣営は「細い路地まで入り込み、支持者を増やしたい」と、草の根選挙を強調する。

 栗原候補は各所でつじ説法を重ねている。「町民の間に格差が広がっている」と行財政改革の必要性を掲げる。「町財政を2、3割削減し、給食費無料化など富の再配分を行う」と「弱者の視点を大切にした町政」を主張する。

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