懇談会では、公正取引委員会と県内の経済団体や報道機関の代表らが意見交換した=佐賀市のグランデはがくれ

 公正取引委員会と佐賀県内の有識者による懇談会が1日、佐賀市のグランデはがくれで開かれた。企業再編などに関する意見や質問が相次ぎ、公正・自由な競争を守る政策の必要性を再確認した。

 会には佐賀経済同友会の陣内芳博代表幹事、佐賀新聞社の横尾章論説委員長ら7人が出席。公取委の幕田英雄委員が談合やカルテルだけでなく、市場の独占につながらないように企業再編の審査に力を入れていることなどを説明し、参加者から意見を聴いた。

 陣内代表幹事は、地方都市の流通業や金融機関が規模的に採算が取りにくい状況にあることを指摘。「地域から店がなくなる事態も起こりうる。市場独占の考え方が従来通りでいいのか、弾力的に考えてほしい」と問題提起した。

 ほかの参加者からは「製造や卸売りの経営体力を削るほど値下げを迫る大手企業にメスを入れてほしい」といった意見などが出された。

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