唐津市議会は5日、臨時議会を開き、市所有のホールで映画上映会を定期的に開いている団体に使用料を市が追加徴収するように命じた佐賀地裁判決に対し、控訴する議案を可決した。峰達郎市長は以前の事務処理について「間違っていた」と述べつつ、「市も団体の一会員で、上映事業は公益に資すると支援してきた」と控訴に理解を求めた。

 議案審査では、有料の上映会を無料扱いとしていた事務に疑問を抱いた職員が上司に報告するなどしていたことが分かった。討論では市議から「市長が事務処理の間違いを認めるのなら、不服申し立てをする根拠はない」との意見も出たが、賛成24人、反対5人で可決した。

 原告の男性(77)は、ホール使用料などが2013年4月から17年2月まで「過少徴収になっている」と訴えていた。市は翌月分から対応を改めている。

 男性は傍聴後、「条例に沿って行政をしてほしいだけだが、議論を聞くと判決を真摯に受け止めたとは言えない」と話した。

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