敬徳高校の前理事長、稲田繁生さん=佐賀市天神の佐賀新聞社

 卒業生の進路の内定率100%を目指し、13年間駆け回ってきた。3月末で退任し、「先生方による進路やクラブ活動の指導のおかげ。よくここまでやってきてくれた」と感謝の思いで振り返る。

 2005年に理事長に就任し「倫理指数日本一」をスローガンに掲げ、礼儀やあいさつの大切さを説き、生徒・先生・保護者が「敬徳で良かった」と思える教育を目指してきた。

 「生徒の進路を決めて送り出すのが高校」という信条のもと、自ら企業に出向いて求人を打診。卒業生の進路先を広げてきた。「期待に応えられる生徒たち。自信を持って送り出せた」と胸を張る。

 最後となった3月の卒業式。保護者に感謝の思いを述べる頼もしい生徒の姿が心に残っている。「理事長をやって良かった。明るく温かい雰囲気がにじんでいた」。学校現場からは退くが、「社会や教育のために自分にできることを見つけてやっていきたい」と話す。佐賀市川副町。

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