木下さん宅の屋根で巣作りをする白いスズメ=白石町福富下分

 佐賀県白石町福富下分に住む木下綾音さん(12)が、自宅の窓の外に白く小さな鳥を見つけた。「最初は小鳥と思ったけど、よく見たらスズメでびっくり」。白いスズメは縁起が良いとする言い伝えもあるという。

 日本野鳥の会佐賀県支部の宮原明幸支部長によると、白いスズメはメラニン色素の欠落による遺伝子欠陥で、羽毛の色素がなくなった白化現象。まれに発見されるが、白い姿は他のスズメよりも目立ち、「タカなどから捕食されやすく、長くは生きられないかもしれない」と危惧する。

 スズメは最近、近くの枝を持ってきて、屋根の付近にせっせと巣作りを始めた様子。祖父の善明さん(67)も「朝から熱心によく働く」と感心する。4月から中学に進む綾音さんは、「温かく見守っていきたい」と、突如現れた“幸運の白いスズメ”を笑顔で見つめていた。

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