原点復帰の弾き語りライブ。久しぶりの佐賀公演となる岡林信康

 1960年代後半から70年代前半、「フォークの神様」と呼ばれ若者のカリスマとして注目を浴びた伝説のシンガー岡林信康が15日午後5時から、佐賀市の東与賀文化ホールで弾き語りライブを行う。その波瀾(はらん)万丈な生き様を含め、自己と時代を切ないまでに表現する岡林の歌声が響く。

 1968年、「山谷ブルース」でデビューし、「チューリップのアップリケ」「手紙」で格差や部落差別といった社会の深部を静かに歌い上げる姿が、爆発的に同世代の共感を呼んだ。音楽性はフォークにとどまらない。「私たちの望むものは」などのロック時代は、「はっぴいえんど」をバックバンドに演奏した。

 日本民謡的なリズムに乗せた独自の「エンヤトットミュージック」への発展や、韓国の打楽器グループ「サムルノリ」、ジャズピアニストの山下洋輔との共演など活動を広げ、2013年の活動45周年コンサートで集大成を見せた。

 15年から原点復帰の弾き語りツアーを開始し、今回は数十年ぶりの佐賀公演。岡林は「どこでやるにもこれが最後と思ってやっています。本当に最後になるかは、神のみぞ知る。皆さんもそれぞれの立場で自由に私の歌を受け止めて味わい、楽しんでください。久しぶりの佐賀、楽しみにしています」と意欲を見せている。

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