決勝・唐津商-東明館 5回を投げ、唐津商打線を1点に抑えた東明館の一ノ瀬順輝=みどりの森県営球場

 第142回九州地区高校野球佐賀大会最終日は4日、佐賀市のみどりの森県営球場で決勝があり、東明館が10-1で唐津商を破った。東明館の優勝は1988年の創部以来初めて。

 東明館は三回、敵失に乗じて1点先制すると、四回に一挙5点を加えて主導権を握った。投げては一ノ瀬、川口ら4人の継投で相手打線を1点に抑えた。

 優勝した東明館と、選抜大会出場に出場した伊万里は、21~26日に福岡県で開かれる九州大会に出場する。

東明館10―1唐津商

 投打のかみ合った東明館が唐津商に快勝した。

 東明館は三回、敵失の間に1点を先制した。四回は先頭野口の右中間二塁打や7番下田の中前打などで1死満塁とし、敵失に乗じて2点を追加。さらに2死満塁から2番寺崎の左中間三塁打で3点を加えた。五回と八回にもそれぞれ2点を奪い、ダメを押した。

 投げては4人が粘投。唐津商の先頭打者に5度の出塁を許したが、1失点で抑えた。

 唐津商は初回、1死一、三塁の先制機を逃したのが痛かった。

 

 ▽決勝(みどりの森県営球場)
唐津商0000100001
東明館00152002×10

2年生両右腕粘投 「強化指定」で躍進

 東明館は一ノ瀬順輝、川口剛輝の新2年生2投手が粘り強く投げ、初の栄冠をつかんだ。1988年の創部からチームを率いてきた古賀洋監督は「2人とも丁寧に投げてくれた」と、1回戦から継投でチームを支えた両右腕をたたえた。

 一ノ瀬は初回、立ち上がりを突かれて1死一、三塁のピンチを招いたが、「流れを渡したくない」と強気の投球で0点に抑えた。六回から救援した川口も連打を浴びて危ない場面もあったが、ベンチからの「0でいくぞ」との伝令に気持ちを切り替え、直球で打ち取った。

 東明館は昨秋の新チーム結成後、けがで主力3選手を欠き、苦しい状況だった。その中には昨夏を経験したエース木谷聖哉も含まれ、今大会は新2年生2人で行くと古賀監督に告げられていた。

 「川口がいたから頑張れた」と一ノ瀬。互いにライバル意識を持ち切磋琢磨(せっさたくま)してきた。2人の球を受ける主将の野口厚太は「正直不安もあったが、今では安心して任せられる」と太鼓判を押す。

 東明館は県内屈指の進学校。練習時間は限られるものの、3年前からの部の強化指定で着実に力を付け、今大会では龍谷、佐賀学園、佐賀商などを連破した。

 次は初の九州舞台。2人は「県大会での経験を生かして、勝ち上がっていきたい」と闘志を燃やした。

 東明館・寺崎拓真中堅手(三塁打2本で4打点の活躍)打たないといけないところで打つことができた。準決勝で打てなかった悔しさを晴らせた。

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