支持者とともに気勢を上げる有田町長選の候補者=西松浦郡有田町(画像を一部加工しています)

 現職と新人2人が名乗りを上げた西松浦郡有田町長選。有田焼創業400年の節目を終え、町活性化の方策が問われる。町政継続か刷新か。町のかじ取り役を決める戦いの火ぶたが切られた。

 新人の松尾佳昭候補(44)は事務所前で出陣式を開き、同級生、PTA関係者、地元住民約180人が駆け付けた。岩永寿久選対本部長は「明るく、活気ある、風通しのよい有田にしてくれる」と、若さと行動力に期待を込めた。

 松尾候補は「子どもたちが将来、有田で家族と暮らせる環境を残したい。文化で観光を興し、各国から人が集まる『世界の有田』を目指す」と声を張り上げた。

 現職の山口隆敏候補(69)は南原の事務所前で出陣式を開いた。「利権や忖度(そんたく)のない町政をつくる。歴史と伝統や自然を生かした町をつくるため、全身全霊を懸けて戦う」と訴えた。

 同級生や窯業関係者ら支持者約80人が集まった。人間国宝の陶芸家、井上萬二さんが「有田焼創業400年を終えた有田町の、再出発の礎を築ける人物。皆で協力してほしい」と呼び掛けた。

 前回町長選にも立候補した栗原繁候補(66)は自宅を兼ねた事務所前で第一声を上げた。報道陣に「4年前と変わらず、行財政の改革が信念」と語り、「潜在的に私の主張に賛成している町民はかなりいると思う」と述べた。街頭演説を中心に「町民に直接訴えたい」と意気込んだ。

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