介護福祉士を目指して来県したミャンマー人留学生=佐賀市大和町の介護老人保健施設しょうぶ苑

 介護福祉士を目指すミャンマー人留学生11人が3日、来県した。西九州大短期大学部と県介護老人保健施設協会が介護現場の人材確保策として連携した初の取り組みで、留学生は同短大で2年学んだ後、県内の介護施設で就労する。

 留学生は、21~33歳で男性1人、女性10人。希望者約80人から日本語能力や面接などで選んだ。2年間の学費164万円は全額貸し付けるが、介護福祉士として5年間働けば返済不要になる。在学中から県内の介護施設7カ所で、アルバイトとして実務経験を積む。

 協会事務局がある佐賀市大和町の介護老人保健施設しょうぶ苑では、ゴミ出しや交通のルール、アルバイトの労働時間などの注意事項について日本語で説明を受けた。留学生たちは元気よく「はい」と返事しながら、メモを取っていた。

 元公務員というナインココトインさん(30)は「がんばって勉強して、卒業したら妻を日本に呼びたい。15年ぐらいは日本で働き、帰国して自分の施設を持ちたい」、テッテッリさん(25)も「日本の介護技術は進んでいる。家族と離れるのはさみしいが、自分の選んだ道なのでがんばりたい」と抱負を語った。

 2017年の入管難民法の改正で、専門学校などに留学して介護福祉士の資格を取得すれば在留が認められるようになった。協会事務局は「(今回の取り組みは)留学生にとって比較的、経済的負担が小さい制度で、生活面も支援することで安心して学ぶことができる。県内の介護施設にとっても人材確保につながる。今回のノウハウを生かし、来年度はさらに多くの留学生を受け入れたい」としている。

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