玄海原発3号機(東松浦郡玄海町)で発生した2次系配管からの蒸気漏れを受け九州電力は3日、同じ加圧水型軽水炉で再稼働している川内原発1、2号機(鹿児島県)でも類似箇所の点検を検討中であることを明らかにした。

 九電は2日、原子力規制庁に、蒸気漏れの原因が雨水が浸入して配管が腐食し、直径約1センチの穴が空いたと推定した点検の中間報告を行った。

 規制庁は、玄海3号機以外でも、屋外に設置され腐食の可能性がある箇所を確認することや、外観で確認する点検方法を見直すことなどを要請し、九電が受け入れた。玄海4号機はすでに点検実施が決まっており、川内は「必要に応じて対策を取るが、検討中」(九電)としている。

 蒸気漏れは3月30日夜、放射性物質を含まない水が循環する2次系の「脱気器空気抜き管」で発生した。九電は翌31日に発電と送電を止め、4月1日から点検を実施。穴が見つかった配管や同じ用途の配管計16本と、保温材の交換作業に数日を要するため、24日としていた営業運転復帰は遅れる見通し。

このエントリーをはてなブックマークに追加