唐津港に初めて入港したクルーズ船「スター・レジェンド」から降り、ご当地ゆるキャラ「唐ワンくん」の歓迎を受ける外国人客=唐津市の唐津東港

 米国の小型クルーズ客船「スター・レジェンド」(1万トン、全長134メートル)が3日、唐津東港に寄港した。同港のリニューアルを受け、唐津市と県は小型クルーズ船の誘致を進めており、今回が第1弾。欧米からの旅行客はボランティアガイドや商店街のもてなしを受け、唐津の魅力にふれた。

 クルーズ船には、中国から日本、韓国などを周遊するツアー客198人が乗船。同日朝、唐津東港に入港し、夕方に出港した。

 旧高取邸や唐津くんちの曳山(ひきやま)展示場を巡るツアーには71人が参加。唐津ボランティアガイドのメンバーら13人が通訳を務めた。

 呉服町の「五福の縁結び通り」では、地域住民が唐津焼のぐい飲みを「ジャパニーズショットグラス」と説明しながら日本酒を振る舞った。ブライアン・フェンテさん(56)は「アメリカで飲んだ日本酒と違ってうまい。人も親切だし、また来たい」と笑った。

 唐津城では、江戸末期に幕府の老中だった小笠原長行(ながみち)の兜(かぶと)を見学したり、天守閣から見える虹ノ松原を楽しんだりした。イギリスから訪れたルース・クラークさん(62)は「景色もお城も美しいけど、展示の説明を多言語に対応させれば観光客がもっと増えると思う」と話した。

 5、10月、来年の3月にも外国船が寄港する予定。

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