第142回九州地区高校野球佐賀大会は3日、佐賀市のみどりの森県営球場で準決勝2試合があり、東明館と唐津商が決勝に駒を進めた。東明館の決勝進出は1988年の創部以来初めて。
東明館は同点で迎えた八回に1点を奪い、佐賀商を3-2で下した。唐津商は先発伊藤諒成が塩田工打線を完封し、3-0で勝利を収めた。最終日は4日午後1時から同球場で決勝がある。
▽準決勝
東明館001001010-3
佐賀商000020000-2
少ない好機をものにした東明館が佐賀商に逆転勝ちした。
東明館は1点を追う六回、1死から4番野口が左前打で出塁。すぐさま二盗を決め、7番下田の右前適時打で同点とした。八回も1死から野口の左越え三塁打で得点機をつくり、5番古門史の犠飛で勝ち越した。
佐賀商は相手より多い9安打。八回裏の2死満塁を生かせなかったのが痛かった。
▽準決勝
唐津商201000000-3
塩田工000000000-0
唐津商は先発伊藤が粘投し、塩田工に完封勝ちした。伊藤は得点圏に何度も走者を背負ったが、我慢強く抑えた。攻撃では、初回に1番岩本の内野安打などで1死二、三塁とし、4番吉川の右前打と送球間に2点を先制。三回は5番山下大の適時打で1点を加えた。
塩田工は八回まで毎回安打を放ったが、打線がつながらなかった。
【みどりの森県営球場】
▽決勝(13時)
東明館―唐津商
◇春季高校九州大会大分県大会(3日・別大興産スタジアム)
▽決勝
明 豊410204030-14
杵 築020000010-3
(明豊は九州大会出場)
◇春季高校九州大会沖縄県大会(3日・北谷公園)
▽決勝
未来沖縄
000100000-1
興 南000000000-0
(未来沖縄は九州大会出場)