住宅や店舗が立ち並ぶ国道202号唐津バイパス沿いに開園した「あかみず保育園」=唐津市鏡

 仕事と育児の両立を支援する内閣府の「企業主導型保育事業」として唐津市鏡に「あかみず保育園」が2日開園した。鏡地区は勤労世帯の住宅建設に加え、唐津コスメティック事業による女性の就労が増えており、コスメ関係会社が中心となって保育事業に乗り出す。

 コスメ事業の中核をなす化粧品成分分析会社ブルーム(唐津市浜玉町)の山崎信二社長らが開設に関わり、事業所内保育所を手掛ける福岡市のテノ・サポートに運営を委託する。

 開園時間は土日を含め午前7時から午後8時までで、午後10時までの延長保育も可能。小児科医の看護師が常駐し、病児、病後保育にも対応する。定員は31人で、0歳、1歳児枠を中心にほぼ埋まっている。

 場所は国道202号唐津バイパスに面した川魚料理店「あかみず」跡地。浜玉町を含む一帯はベッドタウンとして住宅開発が進む。またコスメ事業の進展とともに就労者が増え、唐津市によると関連会社4社に新規採用を含め157人が勤務し、女性が7割を占める。

 唐津市内は、地域全体の統計としては待機児童は解消されているが、鏡地区を中心に通勤し、勤務上、負担となっている保護者も少なくないという。企業にとっても子育て世代の働き手確保が課題となっている。

 旧「あかみず」の経営にも関わってきた山崎社長は「内閣府から保育園開設の打診を受けた時、ノウハウもなく迷ったが、未来の人材を育てることで地域に恩返ししたいと決意した」と話す。電話0955(58)8722。

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