新入社員を代表し、金子和斗志社長に決意を表明する保科良太さん(中央)=伊万里市のララシャンス迎賓館

 新年度が始まった2日、佐賀県内の企業で入社式が開かれた。慢性的な人手不足が続いており、新入社員は貴重な人材。働き方改革が求められる中、各企業のトップからは、若さや柔軟な発想に加え、働きやすい職場に向けた提案を期待する言葉もあった。

 全国18カ所に結婚式場などを展開、事業を拡大しているアイ・ケイ・ケイ(伊万里市、金子和斗志社長)。昨年より44人多い、過去最多の123人を採用した。入社式で金子社長は「人と人のつながりを大切にしてほしい」とあいさつ。新入社員を代表して保科良太さん(22)=神奈川県出身、日本大学卒業=は「失敗、反省、学びを繰り返して成長していきたい」と力を込めた。新入社員らは全国の式場に配属され、式のプランナーや営業担当などとして働く予定。

 佐賀銀行(佐賀市)の入行式には、昨年より7人少ない65人が臨んだ。坂井秀明頭取は「私も昨日、頭取に就任したばかりでいわば同期。皆さんの志と笑顔を継続できるよう応援していく。一緒に頑張っていこう」と激励。金融機関を取り巻く経営環境が加速度的に変化することを明治維新にたとえ「薩長土肥が中心となって地方から時代を切り開いた改革のように、地方創生の中心的役割を担う銀行へと発展していく」。また、新入行員に「柔軟な発想を持ってチャレンジし、変化を進化に昇華させてほしい」と求めた。

 2月に100周年を迎えた中野建設(佐賀市、中野武志社長)には、7人が入社。中野社長は「地道な作業も根気強く続けることが大切。土木や建築の資格を取得し、仕事の幅を広げて」とエールを送った。また、働きやすい職場作りに取り組んでいることに触れ、「若い人も提案をしてほしい。模索しながら、進化させたい」と呼びかけた。

 IT企業の木村情報技術の入社式は佐賀市の本社で開かれ、東京や大阪など県外支店にインターネットで配信された。木村隆夫社長は「素直な心を持ち続けてほしい。成長できる人は話が聞ける人。心から『はい』と言えるような懐が広い人であってほしい」と訓示した。新入社員18人は一人ずつ抱負を述べ、大阪支店に配属される佐藤優美さん(25)は自身を空の絵の具チューブにたとえ「技術や知識を入れ、新しいものを描きたい」と意気込みを語った。

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