事故の原因究明などを求める要請書を手渡す玄海原発反対からつ事務所の北川浩一さん=玄海町役場

 反原発を訴える市民団体は2日、九州電力玄海原発3号機(東松浦郡玄海町)の蒸気漏れを受け、佐賀県庁と玄海町役場を訪れ、再稼働同意の撤回を要請した。九電に対して、トラブルの原因究明と情報開示を働きかけるよう求めている。

 要望書では、穴が空いていた箇所の映像の公開や再稼働の中止、原子炉の停止などを関係自治体と九電に求めており、「玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会」など12団体が連名で提出した。

 玄海町役場では同会の石丸初美代表(66)が「安全安心、基準を満たしていると言って再稼働したのに1週間で事故が起きた」と批判。岸本英雄町長に代わって要請書を受け取った町財政企画課の担当者は「町長に伝えます」と答えた。

 佐賀県庁では、原子力安全対策課と消防防災課の担当者が対応。石丸代表らは「事故がいつどこで起こるか分からないと実証された。もし重大事故が起きたとき、情報が伝達されるのか」と不安をぶつけた。

 玄海町役場での要請に参加した町内の農業青木一さん(80)は「再稼働前に本当に検査したのかと言いたくなる」と憤った。

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