会見で抱負を述べる佐賀銀行の坂井秀明頭取=佐賀市の佐賀銀行本店

 佐賀銀行の頭取に1日付で就任した坂井秀明氏(59)が2日、佐賀市内で会見を開き、「周囲の意見や情報を聞いて成長しながら、果敢に挑戦していく」と対話路線でかじ取りする考えを示した。

 会見では、ITによる生産性向上に加え、システム会社と連携して人工知能(AI)の活用を実験していることを説明。一方で、店舗の統廃合については「利便性は一歩先を行き、コスト(削減)は一歩遅れてやっていく」と慎重に進める考えを示した。

 厳しい環境を生き残る収益モデルに関しては「法人融資などの本業が伸び、金利も下げ止まった。私の代でもしっかり取り組み、個人向けの資産形成にどう貢献できるか知恵を絞りたい」と語った。他行との再編問題については「現時点では決まったことはないが、悠長なものではない。(統合、単独の)いずれにしろ、しっかりした経営をしなければいけない」と従来の見解を繰り返した。

 坂井頭取は1958年、小城市芦刈町生まれ。小城高校、青山学院大学法学部を卒業後、81年に入行。武雄支店長、総合企画部長、常務取締役などを歴任した。生え抜きの頭取として3人目となる。

 前頭取の陣内芳博氏(68)は代表権のある会長に就いた。

このエントリーをはてなブックマークに追加