財務省の入省式に臨む新入職員。右端は矢野康治官房長=2日午前、財務省(代表撮影)

 森友学園を巡る決裁文書改ざん問題で揺れる財務省で2日、入省式が開かれた。新入職員代表の中村茜さん(23)は「不偏不党かつ公正に職務の遂行に当たる」と宣誓。不祥事官庁からの脱却を誓った。

 式は、辞令交付と代表の宣誓のみ公開された。官房長以下が参加する催しのため、麻生太郎財務相は出席しなかった。野康治官房長が決裁文書改ざんを巡り、新入職員らを不安にさせたことを謝罪したという。財務省本省には幹部候補として政策の企画・立案に携わる総合職22人を含め、計34人が入省した。

 総合政策課に配属された野崎宇一朗さん(22)は式終了後「信頼回復に特効薬はない」と指摘。「重く受け止めた上で二度と起こさないように誠実に職務に当たる」と強調した。

 佐川宣寿前長官が辞任した国税庁でも2日午前、長官不在のまま、新任職員13人を迎える入庁式が開かれた。長官代行の藤井健志次長が「職務の重要性と公共性を自覚し、第一歩を踏み出してもらいたい」と訓示し一人一人に辞令を手渡した。【共同】

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