18年ぶりに行われた正行寺の稚児行列=鳥栖市水屋町

 4年前に火災で本堂などを消失した鳥栖市水屋町の正行寺(しょうぎょうじ)で、再建後初の稚児行列が1日、あった。子どもら約150人が満開の桜の下、町内を練り歩いた。大石文明(ふみあき)住職(59)は「再建まで苦しかった。今日がその集大成。言葉にならないくらいうれしい」と涙ぐみ感謝を口にした。

 行われたのは田代組そ巡番大法要。市東部と基山町の浄土真宗本願寺派の16カ寺が持ち回りで開催している。正行寺は2016年が当番だったが、その2年前の3月31日に本堂と庫裏などを全焼する火事に遭い、門徒420戸の協力で再建を目指してきた。

 再建披露を兼ねた18年ぶりの稚児行列は、地元公民館を出発。町内無線でくまなく雅楽が響き渡る中、門徒総代会長の松隈貞美さん(81)を先導役に、きらびやかな稚児衣装に身を包んだ0歳から小学生までの子どもたち約40人と家族、門徒役員らが優雅に練り歩いた。松隈会長は「地元のみなさんにコースに出てもらい、本当にありがたい」と感無量の表情を見せていた。

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