笹沢さんが自宅でくつろぐ写真を手にする島ノ江館長=佐賀市富士町小副川の笹沢左保記念館

 佐賀市富士町の笹沢左保記念館のリニューアルオープン1周年を記念した特別展示が開かれている。若き日の姿を活写した写真10枚などを展示し、多彩なジャンルで活躍した人気作家の素顔を伝える。15日まで。

 記念館は、1988年から95年まで住んだ邸宅をそのまま利用し、ミサワホーム佐賀が96年にオープンした。週末だけの公開だったが、昨年4月からボランティアの協力を受けて木曜日から月曜日に開館した。

 写真パネルはテレビの情報・報道番組、文士劇に出演した様子を伝える。自宅で腹ばいになって執筆する姿、作家デビュー前に妻と撮影した郵便局員時代など貴重な写真もある。

 自らが提唱し新人作家の登竜門として育て上げた「九州さが大衆文学賞」の紹介パネルは、佐賀新聞の記事で計24回の選考経過を伝える。展示場はかつて仕事場として使われ、島ノ江修治館長は「笹沢さんが愛した富士町の美しい風景が一望できる。作品を近くの旅館に貸し出すなど地域と交流を深める企画にも取り組んでいく」と語った。

 期間中の入場料は通常より100円割り引き200円。問い合わせはミサワホーム佐賀、電話0952(23)7141。

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