普及が進むIoT機器の大規模なウイルス感染が明らかになった。IoT機器は出荷時の初期設定で簡単なパスワードを使うケースが多く、ウイルスに感染しやすい問題が指摘されている。ただ、パスワードを変更できない製品も存在するとされ、個人の対応には限界がある。メーカーや政府による抜本的な対策が求められている。

 IoT機器の種類はここ数年で急速に増えたが、専門家は「普及を優先するあまり、セキュリティーのことを考慮していない製品が少なくない」(システム会社)。コストがかかることも背景にあるという。

 IoT機器の場合もプログラムに欠陥が見つかると攻撃されやすくなる。ソフトを最新版に更新する必要があるが、作業が複雑で分かりづらかったり、そもそも修正機能を備えていない製品もあったりする。製品の開発段階からセキュリティーに配慮する必要性が増している。

 東京五輪・パラリンピックが開かれる2020年にはIoT機器が300億個以上に急増するとの試算もあり、対策は急務といえる。

 インターネットは世界とつながっており、現時点で判明しているIoT機器のウイルス感染は海外が多い。対策では外国の政府やメーカーとも協調する必要がある。【共同】

=IoT機器・大規模ウイルス感染=

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