「もう一回、日本で自分の力を証明する」と鳥栖での飛躍を誓うMF加藤恒平=鳥栖市北部グラウンド

 サッカー・J1サガン鳥栖に期待の新戦力が加わった。モンテネグロ、ポーランド、ブルガリアのクラブを5年間渡り歩いてきたMF加藤恒平だ。日本代表経験もある28歳は「欧州での経験を生かす。一日も早くベアスタのピッチに立つ」と新天地での飛躍を誓う。

 「このタイミングでオファーをもらい、すごくうれしかった」-。鳥栖から移籍の打診を受けたのは24日。2年目のブルガリア1部ベロエ・スタラザゴラで出場から遠ざかり、契約更新について悩んでいたという。

 「もう一回、日本で自分の力を証明する」。決断に時間はかからず、翌日には帰国の飛行機に乗り、20時間後には福岡空港に降り立った。

 和歌山県出身。173センチ、70キロ。豊富な運動量と対人の強さが持ち味で、海外では公式戦138試合に出場した。昨年5月、W杯アジア最終予選に向けた日本代表に初選出されている。

 海外での武者修行で身に付けたのは、守りの状況判断力だ。ボランチとしてDF陣と連係するが、「抜かれ方が良ければ、抜かれても問題ない。大切なのは後ろの選手が分かりやすい動きをすること」。一方、ここぞという場面では「ボールを奪いきる」と力を込める。当たり負けしない体の強さを磨き、的確な予測でカウンター攻撃の起点となるボール奪取を追求してきた。

 鳥栖の練習には27日から合流。ブルガリア1部リーグはすでに終盤戦で、体は十分に仕上がっている。「この時期に日本にいるのは久しぶり。桜がきれいだなと感じた」。欧州で積み重ねた経験を糧に鳥栖で満開の花を咲かせるつもりだ。

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