日頃の普及活動の成果を山口祥義知事(左手前)に報告する農業改良普及センターの担当者=県庁

 佐賀県内6地区の農業改良普及センターの事業成果報告会が23日、県庁で開かれた。各地区の担当普及員が、安定した農業経営や産地の維持・育成を目指す日頃の活動成果を山口祥義知事に報告した。

 東松浦地区は、特徴があるユリ品種を用いた花き産地の育成について報告した。標高600メートルを超す準高冷地でのみ栽培されていたユリの希少品種について、平たん地栽培の導入や新たな作型を開発。産地間の「リレー出荷」を可能にし、出荷期間がこれまでの3カ月から7カ月に、作付面積も3倍に伸ばすことができた成果を発表した。

 西松浦地区は、果樹を中心に担い手確保の支援体制強化に取り組んだ。管内のナシ農家がピーク時から半減し、ブドウ農家は5分の1に減少していることを受け、農業士会や関係機関と連携し、就農が見込まれる候補者をリストアップして就農相談やセミナー、個別支援などを実施。過去5年で1人だけだった果樹の新規就農者が、昨年度から来年度までの3年間で2人ずつ増加見込みであると報告した。

 このほか、水田作物の安定生産の推進、新たな栽培技術導入によるイチゴ産地の活性化などの取り組みが紹介された。

 知事への報告に先立ち、14日には農業士や市町、JAなど関係機関に向けた成果報告会も小城市で開かれた。

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