縁取りがとげ状に彫られている「いげ皿」を品定めする来場客=嬉野市嬉野町の肥前吉田焼窯元会館

 「第32回おやまさん陶器まつり」が30日、嬉野市嬉野町吉田の肥前吉田焼窯元会館周辺で始まった。桜も満開となる陽気に誘われ、多くの焼き物ファンや観光客が思い思いの品を求めて訪れ、にぎわっている。1日まで。

 同会館駐車場や周辺の各窯元で、茶わんや小皿、カップなどさまざまな日用食器が、1品100円や詰め放題など安価で販売されている。肥前吉田焼の特徴である水玉の湯飲みや急須は、オレンジや紫、水色などパステルカラーのシリーズも登場。縁取りがとげ状に彫られている「いげ皿」は、佐賀藩主の裃に用いられた柄「鍋島小紋」が浮かび上がるこだわりの品もある。

 来場者は店主に値段や商品の特徴を聞きながら、品定めを楽しんでいた。

 会場では、茶葉をもむ過程で出る「玉茶」のつかみ取りや、竹に生地を巻いて焼くパンの販売、絵付け体験などもある。1日午後3時からは、東京・南麻布の日本料理店「分とく山」総料理長・野崎洋光さんによる講演会も予定している。問い合わせは同会館、電話0954(43)9411へ。

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