小児がんの闘病体験を語った林志郎さん=佐賀市

 小学生ががんについて学ぶ「春休みがん予防ウォッチ」が29日、佐賀市の県医療センター好生館であった。小学生の時に小児がんにかかり闘病生活をおくった林志郎さん(40)=福岡県=が、病気を乗り越えて力強く生きてきた経験を伝えた。

 林さんは「クラウンシロップ」という名前で、道化師の格好をして病院を訪問し、パフォーマンスで患者を励ます活動をしている。

 小児がんで最も多い白血病を小学1年の時に発症し、それから3年間抗がん剤治療を受けた。「当時はまだ治療方法が確立されておらず、患者の大半が亡くなっていった」。過酷な治療や検査に耐えた日々を「死ぬのが怖くて、眠れない夜もあったが、生きたいという気持ちが支えだった」と振り返った。真剣に耳を傾ける小学生たちに「過去は変えられない。未来は変えられる」と語り掛けた。

 同講座は好生館が主催し、小児科部長の稲田浩子さんの「がんの仕組み」についての講義もあった。小学生や保護者など約20人が参加した。

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