佐賀新聞社が募集した「高校生も言いたい!伝えたい!」。下半期の最優秀賞を受賞した小城高校2年・廣川葵さんの作品を紹介する。2018年度上半期は4月から受付開始、9月末まで。投稿・応募は佐賀新聞の「メディアティーンズさが」ウェブサイトから。

 

 

 ジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス」。この曲はクリスマスの定番として、現在も頻繁に流されています。

 断定はできませんが、歌詞の意味を知って聴いている人はごくわずかであるかもしれません。私も中学3年生になるまでは、その一人でした。

 「クリスマスがやってきたね。今年はどんなことをしたんだい。今年ももう終わり」という歌詞からはじまる「ハッピー・クリスマス」。しかし、そのあとの歌詞をよく調べてみると、「争いは終わるよ」と繰り返されています。

 なぜこの時期に聴く曲に「争い」、「戦争」といったワードが存在するのかと思うでしょう。私は、中学3年の時に、総合の授業で「ハッピー・クリスマス」について、学ぶ機会がありました。

 その際に学んだのは、ベトナム戦争を嘆き「争いを止めよう」「望めば戦争は終わる」というジョン・レノンのメッセージが込められているということです。歌にはメッセージを伝える力があり、私は本当にこの歌詞から伝わるメッセージが心に残りました。佐賀新聞の有明抄の著者の方がベトナム戦争は遠い過去になったが、「この歌詞がひときわ重く感じられる」と述べてあり、私もそう感じました。

 ジョン・レノンはニューヨークの自宅アパート前においてファンを名乗る男性に射殺されました。ジョン・レノンは私たち、今を生きている全世界の人々に、平和への願いを込めた歌を残して亡くなりました。

 今、世界では紛争、デモ、戦争その他の争いと呼ばれる出来事が多く発生していますが、私の身近な場所では実際に起こったことがありません。長崎や広島の原爆資料館に行ったり、被爆者の方々の話を聞いたりしても、体験したことはないからといった理由で争いの事実を軽視してしまうこともあるのではないかと思います。

 しかし、私たちはそのような見方を考え直すべきであると思いました。

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