配管から蒸気漏れを確認し、発電と送電を停止する玄海原発3号機=30日午後11時半、佐賀県唐津市鎮西町串から

 九州電力は30日、玄海原発3号機(佐賀県東松浦郡玄海町)の2次系設備の配管から、微量の蒸気漏れを確認したと発表した。放射性物質の漏れはないという。3号機は23日に再稼働したばかり。25日に再開した発電と送電を停止すると明らかにした。原子炉の停止は漏えい箇所の調査をして判断する。4月24日予定の営業運転復帰は遅れる見通し。

 今月23日、2010年12月に定期検査で停止して以来、約7年3カ月ぶりに再稼働し、25日には発電と送電を再開。徐々に出力を上げ27日に50%に達し、30日は75%で調整運転していた。

 30日午後7時ごろ、2次系の水に含まれる酸素などのガスを取り除くための設備である「脱気器空気抜き管」から微少な蒸気漏れがあった。定期巡視中の運転員が目視で確認した。今後は準備が整い次第出力を下げ、31日早朝にも発送電を停止する。

 3号機は4月5日にも約100%の定格出力運転になり、原子力規制委員会の最終的な検査を経て営業運転に復帰する見通しだった。九電佐賀支社は「いったん発電を停止して補修を行うため、発電開始までの必要な期間は延びる」と説明した。

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