ミュージカル「ブロードウェイと銃弾」の一場面(写真提供・東宝演劇部)

 浦井健治と城田優がW主演を務めるミュージカル「ブロードウェイと銃弾」(ウディ・アレン脚本)が、福岡市博多区の博多座で上演されている。1920年代の米ニューヨークを舞台に、ウディ・アレンらしい洒脱(しゃだつ)な笑いと人間愛が、客席を沸かせる。

 アカデミー賞7部門にノミネートされた同名映画(1994年公開、ウディ・アレン監督)を監督自らミュージカル化。演出の福田雄一は「翻訳台本のせりふに一切手を加えずに挑む」と意気込む。振り付けはブロードウェイ版と同じく、トニー賞に5回輝いた振付家スーザン・ストローマンのオリジナルを使った。

 「狂騒と狂乱の時代」といわれる禁酒法時代に生まれたジャズやコミカルな流行歌が、ストーリーに華を添える。チャールストンやタップダンスなどが、狂騒的な当時のニューヨークをノスタルジックによみがえらせる。

 凡人らしい凡人の脚本家や自身の才能と情熱に目覚めるギャング、プライドが高く孤独な大女優など、個性的な登場人物たちが舞台を彩る。芸術の追究と妥協をめぐる問いを投げかけ、コミカルシーンで肩すかしを食らわせる。照れ屋で愛にあふれたウディ・アレンの横顔が垣間見える。

 ▼福岡市博多区の博多座=電話092(263)5858=で、4月1日まで。観劇料はA席1万4千円、特B席1万1千円、B席9千円、C席5千円。

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