研究開発センターの開所式でテープカットする秀島市長(左から2人目)たち=佐賀市の佐賀大本庄キャンパス

 佐賀市のバイオマス事業の一環で、「さが藻類産業研究開発センター」が29日、佐賀大学本庄キャンパスに開所した。佐賀大と筑波大の研究者が藻類の培養、抽出、実用化など幅広く研究する。

 軽量鉄骨の平屋で延べ床面積約100平方メートル。培養、培養準備、分析、抽出・加工の4室がある。顕微鏡や乾燥機、抽出機といった機器があり、藻類の培養や有効成分の抽出、成分の実用化などを研究する。筑波大の藻類バイオマス・エネルギーシステム開発研究センターの出村幹英主任研究員や佐賀大農学部の林信行教授が参加する。

 開所式が佐賀大であり、秀島敏行市長は「(バイオマス事業の)まずい面が強く報道されているが、うまくいっている部分を紹介したい」と藻類由来の商品の写真を手に持ち、「150年前の明治維新でも多くの苦労や失敗があった。失敗を恐れず、これからの佐賀、地球環境に役立てたい」とあいさつした。

 佐大の宮﨑耕治学長は「資源循環の発想自体が素晴らしい。研究に直接関われることに感謝したい」と述べた。センターは市と両大学が結んだ藻類に関する研究開発協定に基づき、市が約9千万円(国が2分の1補助)で設置した。

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