在任期間を振り返った佐賀銀行の陣内芳博頭取=佐賀市の同行本店

 3月末で退任する佐賀銀行の陣内芳博頭取は28日の定例記者会見で、5年9カ月の在任期間を振り返り、「地域に密着し、顔の見える銀行をつくろうと呼び掛けてきた。完成したわけではないが、いい方向性が出てきた」と述べた。

 「飛び抜けたES(従業員満足)、CS(顧客満足)をつくり、風通しが良く、リスクに挑む銀行にしようと呼び掛けてきた」。この間、貸出金の利息収入などが上向いてきたことには、「香港の飲食店に投資するなど、従来では発想できない取り組みも出てきた。お客さまから『銀行が近くなった』とお褒めの言葉ももらった」と成果を語った。

 一方、マイナス金利による影響については「想定と正反対。有価証券の運用が厳しく、(新頭取の)坂井さんにきれいに引き継げなかったのが心残り」と話した。元行員の不祥事に関しては、コンプライアンス(法令順守)の徹底、再発防止に会長として引き続き取り組む決意を示した。

 新頭取に対しては「近くなった地域との関係を持続してほしい」とエールを送った。

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