タクア関連の議案質疑に答弁する横尾俊彦市長=多久市議場

 開業を延期している温泉保養宿泊施設「タクア」(旧ゆうらく、多久市北多久町)の整備事業で、多久市議会(山本茂雄議長)は28日、臨時会を開き、横尾俊彦市長と渕上哲也副市長の減給処分案や、運営会社へ補償費を支払う一般会計補正予算案など3議案を審議した。横尾市長は「今回の漏水問題で多くの市民に心配を掛け、市への信頼を損ねた」と改めて陳謝した。30日に採決される。

 市は可決されれば、開業時期を示した覚書を運営会社と交わす予定。

 議案質疑は7議員が登壇した。横尾市長は自身の減給2分の1(3カ月)とする処分案について「漏水対策をはじめ開業延期や内定取り消しなどもろもろの問題を含んでいる。市政の信頼を失墜させた社会的責任」と述べた。議員の中からは「他の自治体に与える影響が大きい」と、処分軽減を求める声も出た。

 補償費(経営支援金)4880万円では、議員からは「どんぶり勘定だ」「政治判断で額を決めている」と批判が相次いだ。担当者は880万円が水道・光熱費で、4千万円は運営会社との協議で計上したと説明した。

 漏水問題で市職員分限・懲戒審査委員会による調査結果も公表された。2月中旬から建設課など職員4人から事情を聴取した結果、職務怠慢など懲戒処分の該当者はいなかったと説明した。

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