完成したばかりの歩道を歩く箞木小の児童=唐津市厳木町

 唐津市厳木町本山地区を通る国道に歩道が完成した。歩行スペースが狭く、車がすぐそばを通る危ない道だったため、地元住民が整備を要望していた。小学校へバス通学していた同地区の子どもたちは、危険箇所がなくなったため、春から徒歩通学を始める。

 同地区の国道203号上に完成した歩道は、長さ80メートル、幅3・5メートル。車道側には縁石と反射板も設けている。国の事業として2012年に始まり、約2億円かけて整えた。

 整備前の歩行スペースは50センチしかなく、「大型トラックがよく通り、雨天時に傘を差すと危ないと思っていた」と宮地伸嘉区長。2011年には近くの本山小が廃校になり、本山地区の児童が約2キロ離れた箞木小に通うことになったが、同所が危険だったため、バス通学をしていた。地元住民は06年に一度、国に整備を要望していたが、小学校の統廃合を受け、整備の声を高めていた。

 26日にあった完成式には、地域住民や子どもたちなど約60人が参加。完成したばかりの歩道を実際に歩いた。新年度から箞木小の児童25人が徒歩通学を始める。宮地区長は「友達と話しながら歩いて学校に行くのも学び。徒歩通学できるようになり感慨深い」と話した。箞木小5年の佐々木大舟君(11)は「造ってくれた人への感謝の気持ちを忘れず、安全に通学したい」と話した。

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