有明海特産のタイラギ漁について、福岡・佐賀両県有明海潜水器漁業者協議会は2日、佐賀市で会合を開き、5季連続となる休漁を正式に決定した。「前代未聞のこと」と落胆し、タイラギの大量死の原因究明と対策を求める要望書を両県漁協・漁連に提出する。

 会議は非公開。11月25日に合計26地点で実施した両県の調査で漁獲可能な成貝が一つも見つからなかったことが報告され、休漁が了承されたという。要望書では、ノリ養殖の活性処理剤の適正使用の指導や稚貝の移植事業などの保全活動も求めている。

 会議後、取材に応じた協議会会長の竹島好道大浦支所運営委員長(73)は「1月時点の調査で発見された稚貝が育たなかったのはなぜなのか。このままでは潜水器漁業が消滅してしまう」と危機感を募らせた。個人の考え方とした上で「これほどまで環境が改善されないのであれば、漁民の生活を守るためにも諫早湾干拓事業の開門調査を、抗議も辞さない姿勢で強く求めていく」と語った。

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